1.はじめに
80年代のアメリカで過激なパフォーマンスとキャッチーな楽曲で人気を集めたW.A.S.P.。
そんなW.A.S.P.の曲で個人的に大好きなのが「Chainsaw Charlie (Murders In The New Morgue)」です。
2.YouTubeで試聴
3.「Chainsaw Charlie (Murders In The New Morgue)」の魅力
「Chainsaw Charlie (Murders In The New Morgue)」は、W.A.S.P.の1992年のアルバム『The Crimson Idol』に収録されている壮大な楽曲で、バンドのダークな世界観とドラマチックなストーリーテリングが際立つ一曲です。
『The Crimson Idol』はコンセプトアルバムで、主人公のジョナサンが音楽業界の闇に飲み込まれていく物語が描かれています。「Chainsaw Charlie」は、ジョナサンを誘惑し、搾取する邪悪な音楽プロデューサーを象徴するキャラクター。この曲では、彼がいかに冷酷で貪欲かを業界の腐敗と絡めて描写しています。
ブラッキー・ローレスの歌声は感情の起伏が激しく、まるで演劇を観ているかのようなドラマ性があります。彼の特徴的なハスキーボイスが、Chainsaw Charlieの狂気や冷酷さを強烈に表現していて、リスナーを物語に引き込みます。
この曲は約8分という長尺ながら、曲の展開が多彩で飽きさせません。イントロの機械音やドラムの重厚なリズム、ヘヴィなギターリフが、まるで映画のサウンドトラックのように緊張感を高めます。 そして、W.A.S.P.らしいパワフルで攻撃的なリフや、疾走感のあるギターソロが炸裂することで、楽曲の狂気がさらに際立ちます。Chainsaw(チェーンソー)という名前にふさわしく、ギターのサウンドがまるでチェーンソーのように唸りをあげるのも印象的です。
4.最後に
「Chainsaw Charlie (Murders In The New Morgue)」は、単なるヘヴィメタルの曲ではなく、映画のような壮大なストーリー、強烈なキャラクター、パワフルな演奏が融合した名曲です。『The Crimson Idol』の中でも特に印象的な楽曲で、W.A.S.P.のダークでシアトリカルな魅力を存分に味わえる一曲となっています。
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