2025/02/17

【レオレオリサーチ】Udioで音楽を生成してみよう

レオレオスポーツ:【レオレオリサーチ】Udioで音楽を生成してみよう

1.はじめに

 最近では生成AIの性能も上がり、ボーカル入りの曲も自動で作れるようになりました。今回は音楽生成サービスの中からUdioを紹介したいと思います。

2.Udioとは

  Udio(https://www.udio.com)は、2024年4月10日に一般公開された音楽生成AIツールです。ユーザーが入力した歌詞やキーワードに基づいて、高品質なオリジナル楽曲を自動生成することができます。特に、ボーカルの自然さやバック演奏の音質が優れており、日本語の歌詞にも対応しています。

 料金プランは「Free」「Standard」「Pro」の3種類があり、Freeプランでも毎月最大400曲を生成可能です。ただし、Freeプランでは生成された楽曲を公開する際に「Udioを使用して作成された」ことを明示する必要があります。 

 Udioで生成された楽曲の著作権はユーザーに帰属し、商用利用も可能です。ただし、他者の著作権で保護された素材が含まれていないことを確認する必要があります。

 Suno等の類似サービスと比較すると、無料版でも商用利用が認められているのが大きな特徴です。

3.Udioでの曲の作り方

◆サインアップ

 まずはサインアップして、サービスに登録しましょう。新たにメールアドレスを登録するか、グーグル等のアカウントを使いましょう。

 グーグルのアカウントがあれば、それを使うのが楽だと思います。

◆歌詞の作成

 もちろん、自分で歌詞を作っても良いですが、ここではChatGPTに歌詞を作ってもらおうと思います。

 曲のテーマを決めて、それに関する歌詞を作ってもらうように命令します。

”コロッケそばの歌の歌詞を作ってください”

 すると、次のような返事が返ってきました。

 「コロッケそばのうた」 🎵

(1番)
おつゆにふわり 浮かぶ影
サクサク衣に しみるダシ
ほろりとほどける じゃがいもが
やさしく心 あたためる

(サビ)
コロッケそば コロッケそば
サクとろジュワっと しみる味
寒い日だって うれしい日だって
キミがいれば ほっこりさ

(2番)
お箸でつまめば ゆれる衣
ふちから広がる うまみの波
そばと一緒に すするたび
しあわせひとくち ほほえむよ

(サビ)
コロッケそば コロッケそば
サクとろジュワっと しみる味
夜の駅でも お昼の店でも
出会えばニッコリ おなじ味

(3番)
コロッケがふやけて とろけても
それもまた良し やさしい味
最後のひとくち かみしめて
また食べたくなる あのぬくもり

(大サビ)
コロッケそば コロッケそば
サクとろジュワっと しみる味
一人の時も 誰かと一緒も
あったかいね コロッケそば

🍜✨

こんな感じでどうでしょう?ちょっとほっこりする歌にしてみました!

◆1回目の生成

 それでは、Udioを使った音楽の生成を始めましょう。

 まず、左上のメニューから「Create」を選択して生成ページへ移動します。

 生成ページへ移動したら、「Describe Your Song」のところで音楽のジャンルを指定します。今回は「J-Pop」と指定しました。

  次に、下の「Advanced Controls」を設定します。 

 Udioでは一度に最大2分10秒までの曲しか生成できないので、まずは曲の前半の2分10秒を作るように設定します。 

  • Model:udio-130
  • Clip Timing:0%~50%
  • Lyric Timing:Auto~Auto
  • Prompt Strength:50%
  • Lyrics Strength:90%

 設定の詳しい説明は省きますが、こんな感じで良いと思います。

 次は、歌詞の指定ですね。 まずは「Write Your Lyrics」を「Custom」に設定し、2番のAメロまで入れます。

 画像のように、[Verse]や[Chorus]でAメロ・サビを指定することができます。今回はBメロがないけど、Bメロを指定するなら[Bridge]を使えば良いと思います。  

 ここまで設定できたら、「Create」を押して生成を開始します。

 しばらく待つと、右側に生成された曲が2つ表示されます。


 「Echos of Tomorrow」と「Whispers of Tomorrow」の2曲が生成されました。

 聴き比べて、好きな方を選びましょう。自分は 「Whispers of Tomorrow」にしました。

◆2回目の生成

 まだ曲の前半しかできてないので、続きを生成します。

 生成された曲の「Extend」ボタンを押すことで、続きを生成できます(最大32秒)。

 「Extension Placemant」が「Add Section」になっていることを確認し、2番のサビの歌詞を入れます。また、「Advanced Controls」の「Clip Start」を50%に設定します。

 ここまで設定したら、 上の「Extend」ボタンを押して生成を開始します。

 また2曲生成されるので、聴き比べてどちらか選択しましょう。


 「Whispers of Tomorrow ext v2」の方が自然な気がしたので、こちらにします。

◆3回目の生成

 同様に、続きを生成していきます。

 3番のサビ前の歌詞を入力しますが、ここではあえて[Verse]ではなく[Bridge]にしています。

 あとは、「Clip Start」の設定を70%にして、Extendします。

 また2曲生成されるので、どちらか選びます。



  「Whispers of Tomorrow ext v2.1」の方がフックが効いてると思ったので、v2.1にしました。

◆4回目(最後)の生成

 ついに、最後のサビの部分を生成します。 

 下の画像のようにサビの歌詞を入力し、「Clip Start」の設定を90%にして、「Extend」ボタンを押します。

 生成された2曲を比べて、好きな方が完成品です。


 「Whispers of Tomorrow ext v2.1.2」の方はなんか不自然に感じたので、「Whispers of Tomorrow ext v2.1.1」を完成品としました。

 これで、Udioを使った曲の生成が完了しました。

4.最後に

 といった感じで、Udioを使った音楽の生成についての説明は終わりです。

 一度に生成できる曲の長さが短いので 、長い曲を作るのには不向きですが、無料版でも商用利用が認められているのが大きな利点です。

  AIを使った音楽の生成に興味がある方は、Udioを使ってみてはどうでしょうか。


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