1.はじめに
ブラックメタルは何かと偏見を持たれやすいジャンルだと思います。
自分も、教会の放火や殺人といった悪行のせいで、中々ブラックメタルを聴く気になりませんでした。
ところが、何となくブラックメタルのまとめ動画を視聴した結果、ブラックメタルの沼に片足を突っ込むことになったのでした。 その動画のラストに流れたのが、BURZUMの「Det Som En Gang Var」です。
2.YouTubeで試聴
3.「Det Som En Gang Var」の魅力
「Det Som En Gang Var」(邦訳: かつてあったもの)の魅力として、まず幻想的で陰鬱な雰囲気が挙げられます。アトモスフェリックなギターリフとミニマルな構成が、幻想的かつ陰鬱なムードを生み出しているのです。また、荒涼とした風景を思い起こさせるメロディが特徴的で、まるで神話や中世の世界に迷い込んだかのような感覚を与えます。
ギターリフはシンプルながらも反復的で、催眠的な雰囲気を醸し出しています。一定のリズムとミッドテンポのドラムが、聴く者をゆっくりと引き込むような感覚を生み出しています。
そして、何と言ってもボーカルの狂気が凄いです。ヴァルグ・ヴィーケネスの叫び声のようなヴォーカルは、苦悶と絶望を表現しており、ブラックメタルの美学を強調しています。
4.最後に
この曲は単なる「激しいブラックメタル」ではなく、 儚さ・郷愁・神秘性 を兼ね備えた、没入感の高い名曲です。ブラックメタルに馴染みがない人でも、その世界観に浸ることで、独特の魅力を感じられるかもしれません。
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